連休中の話になりますが、ちょうど一週間前の5月6日、上野の東京都美術館で開催されている若冲展に行ってきました。雨の金曜日の夜は、少しは空いているかと思いきや、全く甘かったです(>_<)。普通の美術展だと、金曜の夜はお客さんが少なくてゆっくり見られたりするんですがね、これは無理でした・・・。
Twitterで混雑状況がある程度わかるので、覚悟して行きました。
混んでいても、観たいものは観たい。
チケット買うのに10分、会場に入るのに50~60分です。閉館は午後8時のところ8時30分と延長されましたが、やはり時間は足りなかったです。
でも、実物をひとめでも見ることが目的だったので、行って良かったと思いました。
構図といい、色使いといい、それはそれは素晴らしいもので、どこから光が当たっているのだろうかと思うような鳥の羽の輝き、魚の動きもまるで生きているようでした。
特に釈迦三尊像と動植綵絵が飾られているフロアーは圧巻です。釈迦三尊像を中心に、ぐるりと取り囲むように動植綵絵が飾られているのですが、その前に立った瞬間、もう、胸がいっぱいになりました。若冲は何百年も前に、こうやって展示されることを予測して制作したんじゃないかとさえ思いました。
どの絵も近くでゆっくり見たかったですが、ぜいたくですね・・・。
展示が途中で変わるそうだし、もう一度行きたいと思いましたが、期間が1ヶ月と短すぎです・・・。
しかも今日Twitterを見たら、180分とかの待ち時間ではありませんか!
先日の思い出を胸に、もう一度行くのは諦めますが、苦労して並んだかいのあった美術展でした。