世田谷の閑静な一軒家で行われた、ピアノと歌曲のコンサート。
演奏に使われたのは1893年製のスタインウェイ(ニューヨーク)Model.Aだということです。
私は楽器には全然詳しくないのですが、譜面台の透かし彫りも素敵だったし、ピアノの中も綺麗に整備されていて、それ自体が芸術品というか、見ているだけでうっとりするようなしつらえの楽器でした。
サロン風なホールに置かれており、壁に飾ってある絵もその静かな雰囲気にマッチしていました。
演奏はメゾソプラノの諸田さんとご主人のピアニストの松原さん。温かだけど迫力のある声、ヴィンテージピアノのまるで古いレコード盤を聴いているかのような懐かしい響きに、とても癒された週末の夜でした。