良く晴れた7月3日日曜日、バリトンの西田準さんと私のジョイントリサイタルが無事に終了しました!!
1部は富原のフランス歌曲からスタートし、別宮貞雄作曲の「淡彩抄」、西田さんの「冬の旅」(全24曲のうち8曲)と続きます。
休憩をはさんで2部は、ヴェルディ作曲のオペラ『椿姫』『運命の力』『ドン・カルロ』『シモン・ボッカネグラ』から重唱とアリアを2人で。
アンコールは富原の『蝶々夫人』の「ある晴れた日に」、西田さんの『椿姫』の「プロヴァンスの海と陸」でした。
今回は西田さんの傘寿記念リサイタル(実際にはまだ79歳)という側面もあったので、西田さんの重厚で哲学的なイメージをコンセプトに、2人でプログラミングしてみました。
いや~、無事に終わって本当に良かった、良かった。
おかげさまで椅子席はほぼ満席になりましたし。考えてみると、このリサイタルをおこなうのにどれだけたくさんの人の手を借りていることでしょう。舞台裏はもちろんのこと、ナレーションだって受付だって「才能が集結してる」って感じでした。
リサイタル開始直後、西田さんのお話を舞台袖で聞きながら、私を含めた関係者は皆一様に感動。そして舞台に出ていって、お客様の温かい拍手やブラボーにまた感動。
感動を一番いただいたのは、実は演奏している私たちだったのかもしれません。
今回取り上げた「淡彩抄」ですが、昨夏にティアラこうとうで譜面を立てて演奏したのが最初。今回は暗譜で臨み、日本の抒情をより深く表現しようと努力しました。私が練習中に弱音を吐いていたら、周りから「80歳の人が新曲を暗譜しているのに」と怒られ・・・。
ここでは歳を言い訳にできないのです!(笑)
演奏に関してはまだまだ勉強中ですが、元気でリサイタルを終えられたことに感謝。また次に進みたいと思います。
ご来場のお客様、スタッフの皆さま、励ましてくださった方、皆さまありがとうございました!