伊勢旅行2016 伊勢編

9月4日未明の伊勢地方はすごい嵐でした。

ホテルの前夜の食事を食べ過ぎたためか、明け方お腹が苦しくて目が覚めた私は、窓の外を見て「ああ、せっかく来たけど伊勢参りは雨か~」と腹をくくったものです。

 

しかし、朝になるとウソのように晴れており、太陽の日差しがキラキラと水面に反射していました。

たぶんメンバーの中に強力な晴れ女がいたのでしょう。誰だかは知らないですが有難いことです。

 

一日のうちに伊勢神宮の外宮→内宮→おはらい町→別宮→その後東京まで帰る、というスケジュールをこなさなくてはならない私たちは、三重交通さんのバスツアーに参加することにしてありました。

 

ガイドさんはベテランで、案内のツボを心得ており、今回は頼んで正解でした。

参宮したのはまず外宮から。ここは天照大御神さまのお食事を司る豊受大御神さまをお祀りしてあるところです。説明を受け、第一の鳥居をくぐった瞬間、それまでとは全く空気が違うので驚きました。

どう表現したら良いのかわからないのですが、なにか大きな力を感じるというか、なぜか涙が出そうになりました・・・。

小さい玉砂利を踏みしめながら、正宮の前へ。森の木は大きく育っていて、凛とした神聖な空気に満ちあふれています。

 

少しバスに乗って次は内宮へ。晴れていたので、五十鈴川で手を浄めてお参りしました。内宮には天照大御神さまが祀られています。伊勢神宮の空気に慣れてきたせいか、エネルギーが違うせいなのかはわからないのですが、内宮のほうがなんとなく親しみやすい雰囲気がしました。

蒸し暑い日でしたが、玉砂利を踏みしめながら静かに歩いていると、気分がどんどん晴れやかになるのがわかりました。

 

昼食後はおはらい町(おかげ横丁もおはらい町の真ん中くらいにある)を散策しました。映画のセットみたいな町に、お土産物屋さんや飲食店が立ち並んでいます。コンビニや郵便局、銀行も街並みに合わせて伊勢仕様。バスの時間の関係であまりゆっくりもできなかったのですが、この次来ることがあったら、のんびりお店を回ってみたい~。

 

その後は、猿田彦神社、月讀宮と、どちらも行ってみたかった別宮に行くことができました。猿田彦神社は「みちひらき」の神様として知られているそうなので、新しいことを始めたい人は是非、とのこと。同じ敷地内にある佐瑠女(さるめ)神社が芸能と縁結びの神様だということで、これは音楽をやっている者としては是非お参りしておかないと・・・!!

こじんまりした境内でしたが、参拝客も多く、とても生き生きとした神社でした。

 

最後に、天照大御神さまの弟君である月讀尊がお祀りされている月讀宮に。ここは4つの社殿が並んでいて、おごそかな雰囲気でした。ほかの神社より玉砂利が大きい。だいぶ歩き回った後ということもあって、玉砂利に足をとられてよろよろしながら柏手を打ちました(汗)

 

バスツアーはこれで終わりでしたが、私たちは外宮前にある赤福まで足を延ばし「赤福氷」を食べました。抹茶蜜のかかったかき氷の下に赤福が分解されて埋まって・・・と思っていたら、このお餅と餡は氷になじむように特注品だそうです。

汗だくの身体に、染み渡るような美味しさ!!

 

頭の中でいろいろと想像してはいましたが、やはり来てみないとわからない。聖地だと言われるのもわかったような気がします。日本に住まわせていただいているということも含め(ちょっと大袈裟?)、大きな力に感謝する神社だと感じました。

 

このような信仰が何千年も続けられているというのはすごいことです。

伊勢にはまた是非来たいと思いました。