長かった秋風邪がようやく落ち着き、先日やっと「ダリ展」に行くことができました。
夜の六本木、脇目も振らずに美術館へGO!
国立新美術館は建物の外観もオシャレで、漆黒の夜に映えています。
今回の展示は、ダリのいろいろな時期の絵画が一堂に会している、ということの他に、関わっていた映像作品が見られること、舞台衣装のスケッチや宝飾品もあること、などが特徴かなと思います。絵画だけにとどまらないダリの芸術活動を俯瞰するには、良い展覧会だと思いました。
「メイ・ウエストの部屋」の再現もあり、写真撮影可だったので唇ソファを横から撮りました(正面は混んでいたもので)。こんなふうにあえて撮影可能のエリアを設けることで、SNSなどでも拡散するだろうし、全体的に「ダリのテーマパーク」的な工夫が見られます。時代を反映していますね~。
映像作品では、ダリが友人でもあるルイス・ブニュエルと制作した「アンダルシアの犬」、それからなんと、ディズニーとコラボしている異色の短編アニメーション「デスティーノ」を観ました。
「アンダルシアの犬」は予想通りのシュールな内容で、イメージ映像のコラージュのようなものです。ストーリーを理解したい人には不向きかも(笑)
「デスティーノ」は、ディズニーなのにダリのエッセンスが違和感なく溶け込んでいて、変わった作品でした。
ダリの宝飾品はとても素晴らしいもので、「トリスタンとイゾルデ」などほんの数点ではありましたが、久々に見ることができて、とても嬉しかったです。
30年近く前でしょうか、秋葉原の電気屋さんのコレクションでダリの宝飾品が展示されており、とても贅沢だった記憶があります。なぜここにダリ?みたいな。
あの、ルビーでできた唇や心臓は、今はダリの生まれ故郷に戻っているのでしょうかね・・・。
国立新美術館で同時開催していた、他の美術展もぐるぐると見て回りました。
パワーのある美術品のおかげで、少しは元気になれたかな。