小道具制作報告編

4月9日の舞台から一週間。

制作にも関わりましたので、今回も楽しい小道具をいくつか手作りしました。

2つご紹介しますね。

 

ひとつ目は燭台。

『ドン・カルロ』で、王様の机に置いてあったやつです。

実際に火をつけちゃうとホールに許可取らないといけないので、演出の森先生が、蝋燭をドロドロにしてニセモノの炎をつけてくださいました!

私も蝋燭ドロドロには挑戦しようとしたのですが、完全燃焼してしまい、こんなふうにはならなかったんですよね。森先生、どうやったんだろう・・・。

LEDも考えたのですが、暗転時にタイミング良く一緒に消さないと光が残ってしまう、という欠点(?)があるんです。

燭台というのは、舞台では象徴的な役割を果たす大切なアイテムなので、これは保存しようと思います。

 

そして、もうひとつは望遠鏡。

『蝶々夫人』で礼砲が聞こえて、蝶々さんは望遠鏡で軍艦の名前を探します。

「名前は・・・名前は・・・エイブラハム・リンカーン号よ!」

感動のシーンです。

私が望遠鏡を手に取った時、会場のお客様の何割かは「たぶん、あれだな」と思ったことでしょう。

そう、賞状の筒に黒の画用紙を貼ったのです。

そして、レンズのところは家にあった化粧水の瓶のフタ。立体感がピッタリのものがあって、見つけたとき、テンションが上がってしまいました。

この望遠鏡は気に入っていて、持ち歩きすぎてちょっと傷んじゃったので、ふだんの練習ではサランラップの芯を使うべきでした。

 

このように、なんでも作るのは面白いのですが、謎の小道具たちがどんどん増えていき、そういうモノたちと一緒に生活している状態です。

断舎利の先生が見たら怒るな、絶対。