終わってから少し経ってしまったのですが、7月14日もバルバラ・フリットリのマスタークラスを受けてきました。
前日よりは広くなり、30人くらい入る会場です。
この日の私のレッスン曲は『イル・トロヴァトーレ』の「恋はバラ色の翼に乗って」と、『運命の力』の「神よ平和を与えたまえ」。どちらもヴェルディのオペラアリアゆえ、フリットリはノリノリでした。
ヴェルディ愛~~。
特に『運命の力』のラストは圧巻でした。私がこの曲を持ってきたからこそ、聴講の人たちもこんなに近くでフリットリのパーチェ(運命の力のアリアの通称)を聴くことができたのだよ!良かった、良かった(笑)
譜面を勝手に変えて歌ったりすると、「ヴェルディがお墓の中から出てきて怒る」とのこと。気をつけましょう。
今回のマスタークラスはほとんど知られていなかった。
これだけの歌手だから、どこかのホールとか音大の講堂で大々的にやっても良いようなものだけど、そうなると今回のような、まるでホームレッスンのような温かな雰囲気は無くなるかもしれない。
それはそれでさびしい。
どちらが良いのかわからない。
今回はバルバラを身近に感じられて、本当に幸せな時間と空間でした。