昨晩は『シモン・ボッカネグラ』の練習日。
ざっくりと荒立ち稽古をしました。
『シモン・ボッカネグラ』はヴェルディ中期のオペラで、実在の人物を題材としていますが、他のオペラに比べると筋書きが多少込み入っており(注、ワーグナーを除く)、また、男声の重厚な低声を多く必要とするためか、日本ではあまり上演されないオペラです。
私も以前は「地味だな~」と思っておりましたが、やってみると「いぶし銀」のような魅力があり、じわじわと来る良さがあることがわかりました!
今回、私の役は、主人公シモンの娘、アメーリア。ヴェルディのオペラによく出てくる、誇り高く、気の強いソプラノのヒロインのひとりです。
少しずつ勉強を進めてきた役でした。
しかし、昨晩は、暗譜できていると思っていたところも、譜面を外して動いてみると、ちゃんと覚えられていなかった・・・。
・・・もう、大反省。
ですが、稽古場でキャストどうしの化学反応(?)みたいなものが起こり、オペラが立体的に構築されていく様は、音楽が二次元から三次元に変身を遂げるようで、見ていてわくわくしました!
舞台は、やっぱり面白い。
私の課題は、もう一度譜面を見直して、DVDも見て、練り直し。覚え直し。