家族の思い出と「かにすき」

先日、古い家を片付けたのですが、「勢いで物を捨て過ぎた・・・もっと残しておいたら良かった~」などと私が愚痴っていると、友人や後輩が喝を入れてくれました(笑)

「今いらない物は、捨てても良い物!!」

 

それでも往生際の悪い私は、捨ててちょっと後悔した物をここに書いてみたりして・・・。

 

1.祖母の三味線

祖母が三味線を弾いていたことは母から聞いていたのですが、まさか残っているとは思わなかった。どんな曲を弾いていたのだろう。あの世の祖母は、私が三味線を売り飛ばすに違いないと思ったのか。リサイクルされて他の人に弾かれるのがイヤだったのだろうか。

 

2.昔読んでいた「世界の名作図書館」(講談社)

子どものころの私は、とにかく本が好きで、たくさんのお話が入っているこの文学全集は宝物でした。何回読んだことか。そして読まなくなってからも、伯母が大事に取っておいてくれた模様。場所取っててすみませんでした・・・。

ちなみに、全集物は、余程のレアものでもない限り、古本屋では引き取ってくれません(泣)

 

3.父の手紙

新築の時に父が屋上から餅を投げらしく、父が撮った写真に添えられていた手紙。伯母夫婦に宛てたもので、誠実な文章が綴られており、父の人柄が偲ばれました。おそらく父の最後の手紙。

 

・・・などなど。

書き出していると、他にも思い出して悔しくなるかもしれないので、やめます(笑)

でも、おおかたの物については、「処分してさっぱりした!」という気持ちのほうが強いです~。

 

先週土曜日に集まった仲間は、疑似家族のようでした。

「旅館に来たみたいだね」などと言いながら、「かにすき」をつつきました。

カニの形をした鍋。

ニンジンもカニの形に切り抜いてあって、可愛らしかった。