着物と古い家(と蝶々夫人)

このところ「普段でも、たまには着物で出かけられると良いなあ」と思い始め、なんと夏の着物を新調することにしました。

夏着物は初めてですが、自分でも洗えるように、小千谷縮にしてみました。

 

反物にひとめぼれ。

仕立て上がってくるのが楽しみです。

それまでには名古屋帯は結べるようにしないとね・・・(汗)

気に入った帯締めがあったので、購入しました。

 

そういえば、私が小学校のころに亡くなった祖母は、記憶している限りいつも着物の生活でした。伯母も、お茶やお花の行事がある時には、必ず着物で出かけていました。

母と私は洋服派で、私はそもそも着付けを自分でするという発想自体がなかったという・・・。

 

なので、昨年、徳島の古い家で発見された沢山の着物も、ほとんど親戚に譲ってしまうか、リサイクルに出したので、どんなものがあったかも正直覚えていません。

 

あのときは、古いモノを断舎利するのに必死でした。

徳島に帰るたびに、大量の荷物と格闘していました。

 

その反動からなのか、最近の『蝶々夫人』の影響なのかわかりませんが、今は何かを取り戻すように、神社仏閣や古い日本家屋を訪れたり、日本の伝統文化に触れたりしたいと思うようになりました。

 

古い日本家屋に足を踏み入れるたびに、後悔と郷愁で胸がいっぱいになりますが、

「管理された建物をときどき鑑賞するくらいが、私にはちょうど良いのだ」

と思うようにしています。

 

4月29日には藤原歌劇団の『ラ・チュネレントラ』が新百合ヶ丘であり、その休憩時間中に、私たちの『蝶々夫人』もチケット販売ブースが借りられることになりました。

ここはぜひ着物で行きたいところですが、

でもどうする?名古屋帯結び(汗)