まだ疲れているし・・・『ルイザ・ミラー』は前に観たときピンとこなかったから・・・などと、理由をつけてぐずぐず行かないでいたら、友人から強く勧めるメッセージが!(笑)
東銀座まで観に行ってきましたよ~。
結果、これは無理して行って、良かったです!!
特にヴェルディ好きは行ったほうが良い。
このところお父さん役がすっかり板についてきたプラシド・ドミンゴ様が、ルイザの父で退役軍人のミラー役に。
注目の若手ソプラノ、ソニア・ヨンチェヴァが、タイトル・ロールのルイザ役に。
なんでも歌えちゃうピョートル・ベチャワが、ルイザの恋人ロドルフォ役に。
さすが、豪華~。
出演者も言っていましたが、1幕はドニゼッティ風、2幕は無伴奏の重唱が珍しくて(でも難しそう)、3幕は『オテロ』みたいでドラマティック。
そして周りを固める悪役が、みんななんとも上手い。
ヴルム役のディミトリ・ベロセルスキーがルイザを追い詰める2幕冒頭なんて、わくわくしました。
私はいったい誰の味方なんだ(笑)
ドミンゴ様は40年前にロドルフォ役を歌って大喝采だったらしい。
そして今回はミラー役で圧倒的な歌唱と存在感。
年齢を重ねてなお進化し続けるドミンゴ様は、オペラ界の宝だと思う。
『ルイザ・ミラー』ちょっとマイナーだけど、こんなに良いオペラだったかと再認識。