新国立劇場の『トスカ』、初日に観に行ってきました。
トスカ役は、この役を世界のあちこちで歌ってキャリアを重ねている、キャサリン・ネーグルスタッドです。
スケールの大きな歌唱は圧倒的で、オケがどんなにガンガン鳴らしても、それを飛び越えてくる声は流石でした。
他の配役も良くて、バランスが取れていたし、美術や舞台セットも綺麗でした。
トスカはこういうオーソドックスなセットじゃないと。
1幕終盤のテ・デウムも、今回は胸に迫り来るものがありました。
私の中でトスカの解釈が進んだせいなのかもしれませんが。
個人的には、スカルピア役のバリトン、クラウディオ・スグーラに大注目です。
他の役でも見たいと思いました。
オペラグラスも使って、隅から隅までガン見しました。
勉強のためと言いつつ、とにかく一生懸命見ました。
2幕終了後に客席から急病人が出て搬送されるというアクシデントがありましたが、主催側から説明もあり、その方も助かったようで、会場内は温かい一体感に包まれました。
初日は大成功だったと思います。
新国立劇場は20周年を迎えたのですね!
オペラが、これからも老若男女にとって、心躍る芸術でありますように。