定期観光バスの旅@京都2018夏

徳島からの帰りは、京都で途中下車し、定期観光バスの特別コースに乗ってみました。

私が参加したのは

「~明治維新150年記念~幕末維新の志士たちゆかりの地をたずねて」

っていうコースです。

なんせ、この暑さですから、行きたい場所と合致していれば、観光バスは嬉しい。

 

烏丸口で集合し、「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」→「御香宮神社」(伏見)→清和荘でお食事→「角屋」(旧花街・島原)→「輪違屋」(旧花街・島原)という順で回りました。

 

幕末維新ミュージアム霊山歴史館は、高台寺の近くにあります。

坂本龍馬を斬った刀、とか、西郷隆盛が自刃したときに介錯した刀、とかがさらっと展示されていて、見ているだけでザワザワします・・・。

 

御香宮神社は、鳥羽伏見の戦いで薩摩藩の屯所となった神社。昔はいろいろあったのかもしれませんが、今は清らかな水の湧き出る静かな場所になっています。

「御香水」を飲むことができました。

 

ランチは伏見の清和荘。夏の味覚をコンパクトに詰め込んだ、美味しい京料理でした。

バスで一緒になった上品な老婦人は、定期観光バスを良く利用されているとのこと。「お食事が良いのよ~」とおっしゃっていました。確かに。

 

特別公開の「角屋」は旧花街・島原にありました。京都にも島原っていうところがあるんですね。角屋は揚屋といって、今でいう高級料亭のような接待場だそうです。新撰組も利用していたそうで、芹沢鴨(新撰組の初代局長)が暗殺された日、直前にここの松の間で宴席があった、というような話も聞きました。

 

同じく特別公開の「輪違屋」も、「角屋」からすぐのところにありました。輪違屋さんは現存する置屋さんで、大夫さんも在籍しているそうです。

階段の手すりはさるすべりの木で、使い込まれてつるつる。

二階の「傘の間」は、ふすまに道中傘が貼り込んであり、なかなかのインパクトでした(二階は撮影禁止)。

このふすまは「京の夏の旅」のパンフレットの表紙にもなっています。

 

このような古い木造家屋は風情がありますが、維持するのは大変だろうな、としみじみ思う私・・・。

 

「西郷どん」を毎週楽しみにしている者としては、幕末維新に思いを馳せる良い機会となりました。