徳島からの帰りは、京都で途中下車し、定期観光バスの特別コースに乗ってみました。
私が参加したのは
「~明治維新150年記念~幕末維新の志士たちゆかりの地をたずねて」
っていうコースです。
なんせ、この暑さですから、行きたい場所と合致していれば、観光バスは嬉しい。
烏丸口で集合し、「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」→「御香宮神社」(伏見)→清和荘でお食事→「角屋」(旧花街・島原)→「輪違屋」(旧花街・島原)という順で回りました。
幕末維新ミュージアム霊山歴史館は、高台寺の近くにあります。
坂本龍馬を斬った刀、とか、西郷隆盛が自刃したときに介錯した刀、とかがさらっと展示されていて、見ているだけでザワザワします・・・。
御香宮神社は、鳥羽伏見の戦いで薩摩藩の屯所となった神社。昔はいろいろあったのかもしれませんが、今は清らかな水の湧き出る静かな場所になっています。
「御香水」を飲むことができました。
ランチは伏見の清和荘。夏の味覚をコンパクトに詰め込んだ、美味しい京料理でした。
バスで一緒になった上品な老婦人は、定期観光バスを良く利用されているとのこと。「お食事が良いのよ~」とおっしゃっていました。確かに。
特別公開の「角屋」は旧花街・島原にありました。京都にも島原っていうところがあるんですね。角屋は揚屋といって、今でいう高級料亭のような接待場だそうです。新撰組も利用していたそうで、芹沢鴨(新撰組の初代局長)が暗殺された日、直前にここの松の間で宴席があった、というような話も聞きました。
同じく特別公開の「輪違屋」も、「角屋」からすぐのところにありました。輪違屋さんは現存する置屋さんで、大夫さんも在籍しているそうです。
階段の手すりはさるすべりの木で、使い込まれてつるつる。
二階の「傘の間」は、ふすまに道中傘が貼り込んであり、なかなかのインパクトでした(二階は撮影禁止)。
このふすまは「京の夏の旅」のパンフレットの表紙にもなっています。
このような古い木造家屋は風情がありますが、維持するのは大変だろうな、としみじみ思う私・・・。
「西郷どん」を毎週楽しみにしている者としては、幕末維新に思いを馳せる良い機会となりました。