先月、ぼんやりと本屋をさまよっている時、稲垣えみ子さんの「もうレシピ本はいらない」が目につきました。レシピ本はいらない、って言っているのに、レシピ本のコーナーに置いてある!(謎)
この方の「魂の退社」は、以前友達に借りて読んだことがありました。なかなか豪快な人だ。
「もうレシピ本はいらない」の中で稲垣さんは、ぬか漬けを作ったり、野菜を干したりしています。こういうことは料理のレベルの高い人のすることだと思っていましたが、むしろ逆だと書いてある。
なら、私にもできるかも。
全部は鵜呑みにはできないにしろ、面白そうだなと思う。
私は、自分でぬか床を作ったりというようなことはしないので!(苦笑)、京都の料亭からぬか床を取り寄せることにし、とりあえずキュウリやらニンジンやらを埋めてみました。
すごい。
さすがに京都の料亭のぬか床は美味しい。
アスパラガスやエリンギを浅漬けにするのも、予想以上に楽しい。
友人の話だと果物なんかもできるらしい。
塩分取り過ぎにならないようにしなくちゃ。
「どうせそのうち飽きるに違いない」と周囲からは言われつつ、ぬか漬けで遊んでいる間に体調が少しずつ戻り、出かけられなかった演奏会にも行けるようになってきました。
そして今度は、アマゾンで、キャンプの時に食器を乾かしたりするハンギングネットを購入。
エノキダケとニンジンを干してみました。
半日くらい干しておくと、なかなか良い感じに干からびたので、味噌汁に入れてみる。
味が凝縮されて、ニンジンなどはほんのりと甘くなっていました。
私はいったい何をしているのだろうか、とは思うのですが、こうやっているうちにいつものように歌える状態が戻ってくれば良いな、と思っています。