9月最後はブラックホール

今日は消費税8%の最後の日。

明日からは、洋服も楽譜も化粧品も薬もゴミ袋も、消費税10%になるのだ。

平成最後の日とは、また違った最終日感。

 

最近また些細なことでくよくよすることが多くなって煮詰まり気味の私は、とてつもなく大きなことに触れたくなり、渋谷のプラネタリウムに行ってきました。

 

「本間希樹と永田美絵 ブラックホールを語る!」

国立天文台の本間希樹先生と、プラネタリウムの解説員の永田さんという、素晴らしいコンビだった。

一夜限りの特別プログラムである。

 

本間先生のお姿は、4月にブラックホールの撮影が全世界的なニュースになったとき、何度もテレビで拝見した。

今日はついに、ついに生の本間先生が、間近で!

先生がプラネタリウムの周りをぐるりと回って登場すると、大拍手。

気さくに講義を進めていく。

解説員の永田さんの声も優しくてわかりやすくて、これがまた良いのだ。

 

プラネタリウムで観る星空は実際の空ではないけれど、吸い込まれそうな満天の星はやはり素晴らしくて、静かに、深く感動した。

スマホやパソコンを見ることばかりが多い日常だけど、ときどき空を見上げることは人間には必要なんだと思った。

 

ブラックホールの話はただただスケールが大きくて、私にとっては現実感もなかったのだけれど、「会場皆が同じ空間と時間を共有して、宇宙のことだけを考えている」というシチュエーションが、なんだかとても良かったのだった。