子年の茶碗と花びら餅

薄茶と花びら餅

2020年になりました。

何十年か(?)ぶりに抹茶を購入し、お正月に薄茶を点ててみました。

 

茶道はもうやらないだろうと思っていたので、徳島の家を片付けたときに、伯母の茶道具などは全て処分してしまった。良いものもあっただろうに、残念なことである・・・。

 

東京の家にはお稽古用の道具が2つ3つあるだけで寂しいが、これで最小限のことはできる。

 

その中にあった、謎の茶碗。

誰からどういう経緯でいただいたものかは不明だが、側面に「昭和五十九年甲子」と書いてあるので、ちょうど36年前の子年のもののようだ。

伯母が初釜か何かでもらったものだろうか。

 

和菓子は、新年を祝う「花びら餅」にした。

みそ餡と甘いゴボウが求肥の中に入っている。

1個500円くらいするが、私は好きである。

お正月なので良いことにする。

和菓子には季節感が小宇宙のように閉じ込められている、と思う。

 

昨秋から、時たまであるが、茶道を再開してみた。

縫物をするとき、茶道をするとき、母にも伯母にも教わっておけば良かったと思うことばかりである。