27日は、ごく少人数のお客様限定で、小さなサロンコンサートを開催することができました。
アンコールも含めて10曲ほど歌い、簡単にお話もしました。
「曲にまつわるお話を入れながら、ミニ・リサイタルっぽくコンサートをする」というのは今までほとんどやったことがなかった。自分でも意外。
会場の照明を落とすのも忘れて明るいままコンサートをしてしまい、初めてのことが多くて焦っていたのだなあ、と後から思いました。
「お世話になっている方が老人ホームに入居される」ことになり、「そうなるとこのご時世、自由に外出もできないかもしれないから、その前に私たちでコンサートにご招待しよう」と考えた、というのが今回の企画の始まりです。
終演後の懇親会では、差し入れのワインやチーズ、手作りケーキなどをいただきながら、お客様との楽しい時間を過ごしました。
多様な業界の方たちから直接聞くお話は興味深いものばかりでした。
コロナ禍に入ってから、なかなかコンサートを企画する勇気がなかったけれど、小規模なサロンコンサートならどうにかできそう。会場ややり方を工夫すれば、バリエーションも考えられそう。新しい発想を与えてくれた機会に、感謝です。
ホームに入居されるご当人からは「これが最後の音楽会、と思って来たけれど、こういうことがあるなら、あと10年は長生きしようと思う」とのコメントをいただき、開催して良かったなと思いました。
今年は26日まで昼間のリサーチの仕事でめちゃめちゃ忙しくて、サッカーもクリスマスもなんだか遠い世界のことだったのですが、私にとっても遅いクリスマスプレゼントのような1日になりました。